WIN5予想の基礎編から、いよいよ実践編に突入です。
今回は、買目候補を減らすための、騎手と厩舎に注目した簡単な消去法を伝授します。
この方法は、WIN5競馬予想に限らず、みなさんの競馬予想に取り入れ可能です。
年間0勝の騎手もいる
ほかの競輪やボートレースなど公営競技では成績が悪いと引退させられる制度があります。
競馬では定年を設けているところがあっても、強制引退の制度が設けられていません。
年間リーディング(年間ランキング表)を見るとわかりますが、なんと0勝の騎手がたくさんいる世界なのです。
たとえ年間1勝や0勝でも所属厩舎の馬に平場で乗せてもらえたり、調教に乗ったりすれば、生活できる収入があるということなんですよね。
WIN5で10番人気以下の馬も馬券に絡むとはいえ、年間0勝の騎手を買目に入れることは得策ではありません。
厩舎(調教師)のほうはさすがに年間0勝では経営が成り立たないので、もうちょっと年間勝利数がありますが、ランキング上位の厩舎と比べるとあきらかに劣る厩舎があります。
騎手と厩舎のランク分け方法
騎手と厩舎(調教師)をリーディング(順位表)に基づいてランク分けしていきます。
騎手と厩舎の勝利度数順(1着回数が多い順)リーティングにおいて、それぞれ1位から20位の20人をAランク。
21位から50位をBランク。
51位から100位をCランク。
100位から下をdランクとします。
リーディングは東西、美浦と栗東に分かれたものが公開されていますが、ここでは両方を合わせた全国リーディングを用います。
上半期の1月から6月のリーディングは回数が少なくデータの信頼度が低くなります。そのため、1月から6月のレースを競馬予想するときは昨年1年間の年間リーディングを用います。
7月以降は当年のリーディングを使います。
厳密さを求めていないので、毎週最新のリーディングを用いる必要はありません。ひと月に1回最新版に更新して利用するくらいで構いません。
出馬表のなかにはリーディングに掲載のない騎手もいます。
海外や地方から参戦してきた、リーディングに載っていない騎手や厩舎は、Aランクに準ずる扱いにします。
それほか、掲載のない新人騎手はCランクにします。
騎手と厩舎のランクから消去馬を決める
A, B, C, dと4つのランクに騎手と厩舎をそれぞれ分けました。
このランクを使って、出走馬を消去して買目検討の候補を減らします。
候補から消去するのは、
騎手d:厩舎dの組み合わせの馬、
騎手d:厩舎Cの組み合わせの馬、
騎手C:厩舎dの組み合わせの馬
です。
裏開催や平場のレースでAランクやBランクが少ないとき、この3つの消去を実行すると馬がたくさん消去されすぎて、4頭くらいしか残らないケースがあります。
AやBが少なく3通りのパターンを消去したら減りすぎる場合、消去条件を緩くして、
騎手d:厩舎dの組み合わせ
だけを消去します。
余談ですが、こういうAやBランクが手薄なレースはCランクやdランクの騎手厩舎にとって勝てるチャンスがあるレースと言えます。
それとは逆に、騎手と厩舎それぞれAランクとBランクを足して、騎手で5人以上、厩舎でも5人以上いる上の層が厚いレースの場合、騎手C:厩舎Cの組み合わせの馬も消去します。
まとめ
WIN5は1着を当てる馬券です。
勝てない騎手や厩舎を馬券の対象から外すことで買目点数を減らせます。
このランク分けは、競馬予想の軸を考えるときにも用いることができます。
みなさんの競馬予想で活用してみてください。